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嫌われる勇気

【068】嫌われる勇気

 

嫌われる勇気

 

【15/07/18】同じ岸見先生による、アドラー学の2冊目。「原因論から目的論へ」「課題の分離」など、アドラー心理学の真髄が惜しげも無く語られている(のだろう)。一度読んだところで、実践できないと意味がない。再読必至。その価値ありと見た。

【17/12/04】これは心理「学」なのだろうか。人間「観」や幸福「観」を問う、「思想」なのではなかろうか。ただし、実践するとなると、かなりの困難を伴うだろう。気に入ったところを部分的に採用するということは不可能で、丸ごと飲み込むか、全面的に拒否するしかないのではないか。大ベストセラーとなり、続編『幸福になる勇気』まで出版されたが、少なくとも周囲を見渡す限り、「この人、アドラーの影響受けたな」という人はいないし、この社会も変わっていない。要は、まだ受容されていないということだろう。ああ、書き足りないや。

 

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2022年6月頃から、再三の再読を試みているが、今回は全く「入ってこない」。なぜだろうか?