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佐藤優の「公明党」論

【232】佐藤優の「公明党」論

 

 

【17/04/10】2014年に公刊された公明党の『50年史』を読み解くことで、党の軌跡を追う形を取っている。佐藤氏が「特筆すべきこと」として挙げているのは、公明党は当時の創価学会第3代会長・池田大作氏の手によって誕生したこと、70年代の「言論・出版問題」が「政教分離」についての過敏な反応を呼んでしまったことの2点を明記していることであると思われる。カジノ法案、共謀罪など、個別の事案についてまだ不透明な反応と思うところがあるが、重責を担う政党として認識せざるを得ない。

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8年前は「穏当」な表現をしたものだと思ってしまいます。2022年の今日、自民党政治が凋落し、なんで公明党は自民党と組み、擁護しているのかが皆目わからない状態となっています。最新の創価学会・公明党論を読んでみたいと思うのですが、昨今の「宗教と政治」問題としての渦中にあって、冷静な議論が行われるか、不安を覚えています。