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希望の思想 プラグマティズム入門

【282】希望の思想 プラグマティズム入門

 

 

【17/07/27】難しかった。わからなくても、とにかく目を通した。プラグマティズムを、パースからデューイに限定せずに、トマス・クーンやロールズ、ローティなども援用して、信念の「共約不可能性」を乗り越える思想として位置づけようとする試みと理解した。ただし、そうした迂回路を経た上で、「相互理解」のための「対話」の重要性・必要性を主張するというのは、いささか遠回りに過ぎはしないかと思ってしまった。アメリカの思想を理解する上で、プラグマティズムは避けて通れないと思うので、もう少し頑張りたい。