読書ろぐ

読書メーターの過去ログデータベース

著名・タ行

【283】直感はわりと正しい

直感はわりと正しい 内田樹の大市民講座 (朝日文庫) 作者:内田 樹 朝日新聞出版 Amazon 【17/07/29】2008~14年の間に、連載名を変えて『AERA』誌上に掲載されたものを編集し、1冊の本としている。900字エッセイということで、最初は何本も続けて読むことに…

手紙

【279】手紙 手紙 (文春文庫) 作者:東野 圭吾 文藝春秋 Amazon 【17/07/21】解説込みで430ページだから、「大部」といってもいいだろう。映画は2回見た。1回目はDVD、2回目はAmazonプライムビデオで。細かいというよりは、「かなり」大きな設定変更がされて…

飛ぶ教室(岩波少年文庫)

【260】飛ぶ教室 飛ぶ教室 (岩波少年文庫) 作者:エーリヒ ケストナー 岩波書店 Amazon 【17/06/24】駆け足で。先に光文社古典新訳文庫に目を通してから、こちらも通読。固有名詞を含めて、訳し方が違っているのにとまどった(ヨーナタンとジョナサンなど)。…

飛ぶ教室(光文社古典新訳文庫)

【259】飛ぶ教室 飛ぶ教室 (光文社古典新訳文庫) 作者:ケストナー 光文社 Amazon 【17/06/20】ヨハン・ジギスムント・ギムナジウムのクリスマスまでの数日に起きた、いくつかの出来事について書かれている。中心になるのは5人の生徒と、2人(本当は「何人か…

地図で読む「国際関係」入門

【257】地図で読む「国際関係」入門 地図で読む「国際関係」入門 (ちくまプリマー新書) 作者:眞 淳平 筑摩書房 Amazon 【17/06/16】2015年8月刊。国際関係の「現在」(もちろん刊行当時の)が俯瞰できる。新書レベルでは、近年なかなかこの手の本が出ないの…

ときめき百人一首

【249】ときめき百人一首 ときめき百人一首 (14歳の世渡り術) 作者:昌代, 小池 河出書房新社 Amazon 【17/05/28】ご想像がつくと思うが、マンガ『ちはやふる』の影響を受けて手にしてみた本。見開きで、右に小池さんの現代語訳、左に解説と見やすい構成とな…

読書力をつける

【240】読書力をつける 読書力をつける (知のノウハウ) 作者:阿部 謹也 日本経済新聞出版 Amazon 【17/05/01】「ユニーク」な「読書」についての本である。端的に言って、「本とはこう読むべし」ということが書かれていない。主たる内容は、「世間(あるいは…

大学入試問題で読み解く 「超」世界史・日本史

【231】大学入試問題で読み解く 「超」世界史・日本史 大学入試問題で読み解く 「超」世界史・日本史 (文春新書) 作者:杜秀, 片山 文藝春秋 Amazon 【17/04/09】始め図書館で借りた後、買って読んだ方がいいと電子書籍で購入。東大・京大・一橋・慶應などの…

つながる読書術

【230】つながる読書術 つながる読書術 (講談社現代新書) 作者:日垣隆 講談社 Amazon 【17/04/08】宇都出式速読術を意識して読んでみた2冊目。Kindle版。見出し毎にマーキングしていったこともあってCD2枚分を聴く時間がかかったが、あまり印象には残せてい…

超訳 日本国憲法

【229】超訳 日本国憲法 超訳 日本国憲法 (新潮新書) 作者:池上 彰 新潮社 Amazon 【17/04/07】(いわゆる「速読」を意識するようになってしてみてからの)「初速読」も、CD1枚分の時間がかかった。初出誌は『波』2013年04月号~2015年01月号。日本国憲法に…

どんな本でも大量に読める「速読」の本

【228】どんな本でも大量に読める「速読」の本 どんな本でも大量に読める「速読」の本 【電子書籍版 特典付】 作者:宇都出雅巳 大和書房 Amazon 【17/04/06】いい本だと思う。目次・まえがき・あとがきを繰り返し読む、見出しを中心に、何度も流し読み(「理…

読書力 30分で読んで覚える! ビジネス速読入門講座

【227】読書力 30分で読んで覚える! ビジネス速読入門講座 読書力 30分で読んで覚える! ビジネス速読入門講座 作者:松宮 義仁 ゴマブックス株式会社 Amazon 【17/04/03】ぼくは読書に、「経済的リターン」を求めていない。それよりも、いろんな本に触れる…

秩序なき時代の知性

【211】秩序なき時代の知性 秩序なき時代の知性 (ポプラ新書) 作者:佐藤 優 ポプラ社 Amazon 【17/02/05】Kindleで読了。トランプ選出を受けて、慌てて編集された印象もないわけではない。 56歳になったという佐藤氏は、「若い世代」を育てたいという気概が…

大世界史

【207】大世界史 大世界史 現代を生きぬく最強の教科書 (文春新書) 作者:池上 彰,佐藤 優 文藝春秋 Amazon 【16/12/07】『新・戦争論』に続く、池上・佐藤本の第二弾。このあと、第三弾の『新・リーダー論』が出ているので、慌てて2冊とも購入し、こちらを先…

遅読家のための読書術

【201】遅読家のための読書術 遅読家のための読書術 作者:印南 敦史 ダイヤモンド社 Amazon 【16/11/19】読んでも忘れるし、線を引いても後からは見ない。1行との出会いがあればいいし、音楽を聴くように多読する。音楽は「覚える」ために聴くものではないな…

トムは真夜中の庭で

【199】トムは真夜中の庭で トムは真夜中の庭で (岩波少年文庫) 作者:フィリパ ピアス 岩波書店 Amazon 【16/11/14】はしかにかかってしまった弟・ピーターから隔離するために、トムは親戚の家に預けられる▼真夜中に13時を告げる大時計。扉の向こうで待って…

伝える。

【192】伝える。 伝える。 作者:栗山 英樹 ベストセラーズ Amazon 【16/10/10】図書館本。間もなくタイムアップなので、一旦読了扱いとした。本を読んでいる野球人は初めて知った(←偏見w)。選手に、まずは1人の人間としてどうだということを考えさせてい…

ダメな自分を認めたら、部屋がキレイになりました

【188】ダメな自分を認めたら、部屋がキレイになりました ダメな自分を認めたら 部屋がキレイになりました (コミックエッセイ) 作者:わたなべ ぽん KADOKAWA Amazon 【16/10/03】前にも「片づけ本」読んだ気がしているんですが、はるかによくわかりました。…

地の星(『流転の海』第2部)

【2247】地の星 流転の海 第2部 地の星 (新潮文庫) 作者:輝, 宮本 新潮社 Amazon 宮本輝氏のご一家がモデルの大河小説第2部。妻子の健康のため、一度郷里に戻った松坂熊吾らを描く。第1部から続いている、戦争を弾劾する姿勢は胸を打つ。 * * * 全9部から…

ちょっと今から仕事やめてくる

【184】ちょっと今から仕事やめてくる ちょっと今から仕事やめてくる (メディアワークス文庫) 作者:北川 恵海 KADOKAWA Amazon 【16/09/21】パワハラ上司のいる「ブラックな」職場で思い悩む俺(青山隆)は、駅のホームから落ちそうになっているところを、ヤ…

学習まんが人物館 知里幸恵とアイヌ

【2242】学習まんが人物館 知里幸恵とアイヌ 知里幸恵とアイヌ (小学館版学習まんが人物館) 小学館 Amazon 【22/09/16】100分de名著に誘われて、図書館で借り受けて読了。とてもよくできた学習まんがであった。知里幸恵の、わずか19年という短い生涯で成した…

たった2時間読むだけで字がうまくなる本

【167】たった2時間読むだけで字がうまくなる本 たった2時間読むだけで字がうまくなる本 (宝島社新書) 作者:阿久津 直記 宝島社 Amazon 【16/07/30】1/2くらい読んだところで、集中力が失せた。内容はいい本だと思う。「運動としての書写」を、科学的アプロ…

誰でもできるロビイング入門

【166】誰でもできるロビイング入門 誰でもできるロビイング入門~社会を変える技術~ (光文社新書) 作者:明智 カイト 光文社 Amazon 【16/07/24】成功した、ないし成功しつつある5つの事例についてのケーススタディといった趣きである。この5つとは、1)自…

図書館の神様

【164】図書館の神様 図書館の神様 (ちくま文庫) 作者:瀬尾まいこ 筑摩書房 Amazon 【16/07/21】成り行きで高校の国語科講師になってしまった早川清は、これまた成り行きで文芸部の顧問となった。部員は三年生の垣内君ただ一人。一年間の「部活」を通じて、…

トニオ・クレエゲル

【156】トニオ・クレエゲル トニオ・クレエゲル (岩波文庫) 作者:トオマス・マン 岩波書店 Amazon 【16/07/07】うーん。こういうのは肌に合わないのかなあw * * * あらら、これだけ!? 学部生以降、新書を中心に読んでいて、あまり「文学」に親しんでは…

堕落論

【153】堕落論 堕落論 作者:坂口 安吾 Amazon 【16/07/01】7月のEテレ「100分de名著」で取り上げられると知って読んでみた。高邁な「理想」の軽薄さから「堕ちる」ことで人間は救われるとしているのだろうか。オンエアが楽しみになってきた。 【21/03/29】制…

デミアン

【145】デミアン デミアン(新潮文庫) 作者:ヘルマン・ヘッセ 新潮社 Amazon 【16/06/08】シンクレールとエヴァ夫人が、「いい仲」(笑)になるものかと思って読んでいた・・・。あと、BL的要素があるんじゃないかと妄想していたw * * * これも先輩の読…

『罪と罰』を読まない

【144】『罪と罰』を読まない 『罪と罰』を読まない (文春文庫) 作者:佐知子, 岸本,しをん, 三浦,篤弘, 吉田,浩美, 吉田 文藝春秋 Amazon 【16/05/20】こんな「読書会」もありなのかw まず、この本を参加者全員が「読んでいない」ことがびっくり。三浦さん…

罪と罰(まんがで読破版)

【143】罪と罰(まんがで読破版) 罪と罰 (まんがで読破) 作者:ドストエフスキー,バラエティ・アートワークス Teamバンミカス Amazon 【16/05/19】学生時代に一度新潮文庫で読んだ。今回は、「「罪と罰」を読まない」を読んでいる最中に、先回りしたくなって…

読書について

【132】読書について 読書について (光文社古典新訳文庫) 作者:ショーペンハウアー 光文社 Amazon 【16/02/22】図書館本。『余録と補遺』(1851)から、「自分の頭で考える」「著述と文体について」「読書について」の3編を収める。「読むな、考えろ!」「考…