読書ろぐ

読書メーターの過去ログデータベース

2022-08-28から1日間の記事一覧

『罪と罰』を読まない

【144】『罪と罰』を読まない 『罪と罰』を読まない (文春文庫) 作者:佐知子, 岸本,しをん, 三浦,篤弘, 吉田,浩美, 吉田 文藝春秋 Amazon 【16/05/20】こんな「読書会」もありなのかw まず、この本を参加者全員が「読んでいない」ことがびっくり。三浦さん…

罪と罰(まんがで読破版)

【143】罪と罰(まんがで読破版) 罪と罰 (まんがで読破) 作者:ドストエフスキー,バラエティ・アートワークス Teamバンミカス Amazon 【16/05/19】学生時代に一度新潮文庫で読んだ。今回は、「「罪と罰」を読まない」を読んでいる最中に、先回りしたくなって…

日の名残り

【142】日の名残り 日の名残り (ハヤカワepi文庫) 作者:カズオ・イシグロ,土屋 政雄 早川書房 Amazon 【16/05/15】時間がかかったので、時系列を把握できなかったような(笑) 落日のイギリスというのはよく言われるけど、エルガーのチェロ協奏曲なんかがよ…

プチ革命 言葉の森を育てよう

【141】プチ革命 言葉の森を育てよう プチ革命 言葉の森を育てよう (岩波ジュニア新書) 作者:ドリアン 助川 岩波書店 Amazon 【16/05/10】とてもいい内容の本でした。読み終わるのがもったいないような。ことばの本質が、いのちと連なっているという指摘には…

あぶない一神教

【140】あぶない一神教 あぶない一神教(小学館新書) 作者:橋爪大三郎,佐藤優 小学館 Amazon 【16/04/21】記載なし。 * * * 記載がないと、全く思い出せないものなんだと痛切に思いました。あまり感心できない内容だったんでしょうか。それにしても佐藤…

「読まなくてもいい本」の読書案内

【139】「読まなくてもいい本」の読書案内 「読まなくてもいい本」の読書案内 ──知の最前線を5日間で探検する (ちくま文庫) 作者:橘玲 筑摩書房 Amazon 【16/04/16】複雑系・進化論・ゲーム理論・脳科学・功利主義という「知のビッグバン」は、諸学をそれ「…

光あるうち光の中を歩め

【138】光あるうち光の中を歩め 光あるうち光の中を歩め (新潮文庫) 作者:トルストイ 新潮社 Amazon 【16/04/08】トルストイは、原始キリスト教と原始共産制との2つを結びつけて本書を書いたように思われる。日本語にすると、両方ともに「原始」が付くので、…

いま、公明党が考えていること

【137】いま、公明党が考えていること いま、公明党が考えていること 作者:佐藤優,山口那津男 潮出版社 Amazon 【16/04/07】記述なし(汗) * * * 選挙がある年には、潮か第三文明から、内部(=支持者=創価学会員)向けに出されるものと思っている。この…

政治って何だ!?

【136】政治って何だ!? 政治って何だ! ? - いまこそ、マックス・ウェーバー『職業としての政治』に学ぶ - (ワニブックスPLUS新書) 作者:佐藤 優,石川 知裕 ワニブックス Amazon 【16/04/01】ウェーバー、難しいなw * * * 手抜きにも程がある。それとも…

大人のための読書の全技術

【135】大人のための読書の全技術 大人のための読書の全技術 作者:齋藤 孝 KADOKAWA/中経出版 Amazon 【16/03/07】読書の習慣化、速読・精読の方法、本の選び方、アウトプットの方法、必読書50冊ガイドから成る、「齋藤式読書術」の集大成という触れ込みの本…

そうか、君はカラマーゾフを読んだのか。

【134】そうか、君はカラマーゾフを読んだのか。 そうか、君はカラマーゾフを読んだのか。 仕事も人生も成功するドストエフスキー66のメッセージ 作者:亀山郁夫 小学館 Amazon 【16/03/06】『カラマーゾフの兄弟』を訳出した亀山郁夫氏が、66の章句を抜き…

マックス・ウェーバーを読む

【133】マックス・ウェーバーを読む マックス・ウェーバーを読む (講談社現代新書) 作者:仲正 昌樹 講談社 Amazon 【16/02/29】ウェーバーを、宗教社会学・政治観・学問の方法論・学問観の4つの観点からの把握に努めたものであるが、ぼくには難しかった。仲…

読書について

【132】読書について 読書について (光文社古典新訳文庫) 作者:ショーペンハウアー 光文社 Amazon 【16/02/22】図書館本。『余録と補遺』(1851)から、「自分の頭で考える」「著述と文体について」「読書について」の3編を収める。「読むな、考えろ!」「考…

定義集

【131】定義集 定義集 (朝日文庫) 作者:大江健三郎 朝日新聞出版 Amazon 【16/02/15】2006年4月から2012年3月にかけて朝日新聞文化面に月1回で連載されたものに加筆。やはり難しかった。様々な引用と執拗に響き合う大江の言葉。例えば、『沖縄ノート』の記述…

異邦人

【130】異邦人 異邦人(新潮文庫) 作者:カミュ 新潮社 Amazon 【16/02/14】この作品がなぜ読み継がれてきたのかを考えながら読んだのだが、よくわからなかった。カバーには不条理という言葉があったが、今日の「不条理」は、この作品をもはるかに超えるもの…

おとなの教養

【129】おとなの教養 おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか? (NHK出版新書) 作者:池上 彰 NHK出版 Amazon 【16/02/14】NHK文化センターでの2回の講義を基に、①宗教、②宇宙、③人類の旅路、④人間と病気、⑤経済学、⑥歴史、⑦日本と日本人、に…

仕事に効く 教養としての「世界史」

【128】仕事に効く 教養としての「世界史」 仕事に効く教養としての「世界史」 作者:出口治明 祥伝社 Amazon 【16/02/12】先に読んでいる『本の「使い方」』と比しても、滅法面白く読めた。これは出口史観を吐露したものと言っても大袈裟ではないだろう。産…

科学は未来をひらく

【127】科学は未来をひらく 科学は未来をひらく: 〈中学生からの大学講義〉3 (ちくまプリマ―新書) 作者:村上 陽一郎,中村桂子,佐藤 勝彦,高藪 縁,西成 活裕,長谷川 眞理子,藤田 紘一郎,福岡 伸一 筑摩書房 Amazon 【16/02/11】歴史に見る「科学」の二つの顔…