ザ・議論! 「リベラルVS保守」究極対決 作者:井上 達夫,小林 よしのり 毎日新聞出版 Amazon 【17/08/30】知名度においては、圧倒的な優位を誇る「ゴー宣」よしりんと、「リベリベ」（※）井上達夫が禁断の激突！と思いきや、意外に一致点が多かった。結局、「…

仕事なんか生きがいにするな 生きる意味を再び考える (幻冬舎新書) 作者:泉谷閑示 幻冬舎 Amazon 【17/08/24】著者は、「生きる意味が感じられない」という、実存的な悩みを抱えるクライアントたちに向き合っている精神科医。ニーチェ、アレント、フロム、フ…

【280】1984 フクシマに生まれて 1984 フクシマに生まれて (講談社文庫) 作者:大野 更紗,開沼 博 講談社 Amazon 【17/07/24】1984年に福島で生まれた大野更紗さんと開沼博さんとをホスト役とした6本の鼎談を中心に編んだ、文庫オリジナル企画。鼎談と対談は…

【278】あの日、マーラーが あの日、マーラーが 作者:藤谷 治 朝日新聞出版 Amazon 【17/07/20】傑作なのか、稚拙な作品なのか、よくわからないでいる。「あの日」の演奏会を、ドキュメントとして保存しておく方法もあったろうが、作者や編集者たちは、フィ…

【275】アーモンド入りチョコレートのワルツ アーモンド入りチョコレートのワルツ (角川文庫) 作者:森 絵都 KADOKAWA Amazon 【17/07/15】シューマン、バッハ、サティの音楽を散りばめた3つの小品。変化を受け入れることが「成長」であるならば、この3作は間…

【258】1日1分からはじめる速読勉強術 1日1分からはじめる 速読勉強術 (PHP文庫) 作者:宇都出雅巳 PHP研究所 Amazon 【17/06/18】Kindleにて、まず3回転。宇都出氏本を読む2冊め。資格試験などの「勉強」に、宇都出式速読法を応用したもの。私はあまり「勉強…

【246】生き抜く力を身につける 中学生からの大学講義 5 生き抜く力を身につける (ちくまプリマー新書) 筑摩書房 Amazon 【17/05/18】大澤真幸・北田暁大・多木浩二・宮沢章夫・阿形清和・鵜飼哲・西谷修の各氏が中学生に挑む。★「ポテンシャルとは、教わっ…

【245】1日で学び直す哲学 １日で学び直す哲学～常識を打ち破る思考力をつける～ (光文社新書) 作者:甲田 純生 光文社 Amazon 【17/05/16】ピタゴラス、ソクラテス、プラトン、アリストテレス、デカルト、カント、ヘーゲル、ハイデガーについて。折りに触れ…

【241】「今、ここ」から考える社会学 「今、ここ」から考える社会学 (ちくまプリマー新書) 作者:裕明, 好井 筑摩書房 Amazon 【17/05/03】スクールカースト、スマホ、ジェンダー、身体障害、環境、「政治的」であること、について扱う。日常という、「あた…

【223】生きる哲学 生きる哲学 (文春新書) 作者:若松 英輔 文藝春秋 Amazon 【17/03/22】長い中断を挟んでの読了。若松さんを最初に知ったのは、Eテレの「100分de名著・苦海浄土」の回を見て。その後たまたま1冊読む機会があった。やはり、この本もすごかっ…

【216】面白くて眠れなくなる社会学 面白くて眠れなくなる社会学 作者:橋爪大三郎 PHP研究所 Amazon 【17/02/22】記載なし。 ＊ ＊ ＊ おかしい。「記載なし」が多過ぎる。驚いたことに、これ、Kindleで「既読」扱いになっている。

【206】池田晶子 不滅の哲学 池田晶子 不滅の哲学 作者:若松 英輔 トランスビュー Amazon 【16/12/05】「不滅の哲学」という表題からは、得てして池田の哲学が不滅の価値をもつもの、という意味を読みとってしまうと思うのだが、そうではなかった。著者の若…

【175】あなたの勉強法はどこがいけないのか？ あなたの勉強法はどこがいけないのか? (ちくまプリマー新書) 作者:西林 克彦 筑摩書房 Amazon 【16/08/23】勉強が「できない」「苦手」という考えにとらわれるのは、何に由来することなのかを考え、知識を「道…

【2243】100分de名著テキスト『アイヌ神謡集』 ＮＨＫ １００分 ｄｅ 名著 知里幸恵『アイヌ神謡集』 2022年 9月 ［雑誌］ (NHKテキスト) ＮＨＫ出版 Amazon 【22/09/22】19歳で早逝した知里幸恵が遺した、世界初の文字化されたアイヌの口承の世界。番組で取…

【170】おしまいのデート おしまいのデート (集英社文庫) 作者:瀬尾まいこ 集英社 Amazon 【16/08/04】表題作を含め、ランクアップ丼／ファーストラブ／ドッグシェア／デートまでの道のり、の5編を収める。「おしまいのデート」では、ああ、この人が亡くなる…

【2241】大家さんと僕 これから 大家さんと僕 これから 作者:矢部 太郎 新潮社 Amazon 【22/09/06】前作で手塚治虫文化賞短編賞を受賞した矢部の続編。やがて来るだろう「別れ」を予期させながら、しみじみと深い余韻を残す。しかしこれは、「ほっこり」では…

【158】「あなた」の哲学 「あなた」の哲学 (講談社現代新書) 作者:村瀬学 講談社 Amazon 【16/07/09】入力したのに表示されなかったｗ 最初の章で、森崎和江さんを引きながら、身ごもった自分が語ろうとした時に、「わたし」では至らないところがあるという…

【151】エミール（まんがで読破版） エミール (まんがで読破 MD111) 作者:バラエティ・アートワークス イースト・プレス Amazon 【16/06/29】先日、Eテレでの「100分de名著・エミール」の回が終了。そのテキストを読んでいるけど、こちらのまんが化もよくで…

【140】あぶない一神教 あぶない一神教（小学館新書） 作者:橋爪大三郎,佐藤優 小学館 Amazon 【16/04/21】記載なし。 ＊ ＊ ＊ 記載がないと、全く思い出せないものなんだと痛切に思いました。あまり感心できない内容だったんでしょうか。それにしても佐藤…

【137】いま、公明党が考えていること いま、公明党が考えていること 作者:佐藤優,山口那津男 潮出版社 Amazon 【16/04/07】記述なし（汗） ＊ ＊ ＊ 選挙がある年には、潮か第三文明から、内部（=支持者＝創価学会員）向けに出されるものと思っている。この…

【135】大人のための読書の全技術 大人のための読書の全技術 作者:齋藤 孝 KADOKAWA/中経出版 Amazon 【16/03/07】読書の習慣化、速読・精読の方法、本の選び方、アウトプットの方法、必読書50冊ガイドから成る、「齋藤式読書術」の集大成という触れ込みの本…

【130】異邦人 異邦人（新潮文庫） 作者:カミュ 新潮社 Amazon 【16/02/14】この作品がなぜ読み継がれてきたのかを考えながら読んだのだが、よくわからなかった。カバーには不条理という言葉があったが、今日の「不条理」は、この作品をもはるかに超えるもの…

【129】おとなの教養 おとなの教養 私たちはどこから来て、どこへ行くのか？ (ＮＨＫ出版新書) 作者:池上 彰 NHK出版 Amazon 【16/02/14】NHK文化センターでの2回の講義を基に、①宗教、②宇宙、③人類の旅路、④人間と病気、⑤経済学、⑥歴史、⑦日本と日本人、に…

【119】「池田大作 大学講演」を読み解く 「池田大作 大学講演」を読み解く 世界宗教の条件 作者:佐藤優 潮出版社 Amazon 【15/12/26】創価学会インタナショナル会長・池田大作が、世界各地の大学・研究機関で講演を行い、高い評価を受けていることは、ほと…

【116】「意地悪」化する日本 「意地悪」化する日本 作者:内田 樹,福島 みずほ 岩波書店 Amazon 【15/12/21】読んでいて暗い気持ちになった。第5章は「それでも希望はある」だが、「節」として見出しが立っているのは、たった2頁。全編これ、安倍さんに対す…

【112】1Q84 BOOK1〈4月‐6月〉前編 １Ｑ８４―ＢＯＯＫ１〈４月－６月〉前編―（新潮文庫） 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 【15/12/02】殺人を請け負っていると思しき青豆と、ふかえりの『空気さなぎ』のリライトをすることになった天吾。全体の6分の1を読んだ…

【106】岩波新書で「戦後」をよむ 岩波新書で「戦後」をよむ (岩波新書 別冊11) 作者:小森 陽一,成田 龍一,本田 由紀 岩波書店 Amazon 【15/11/19】昭和天皇とバブル経済とともに野辺送りされた感がある「戦後」を、7区分・21冊の岩波新書を導きの糸として読…

【102】雨あがる 雨あがる (時代小説文庫) 作者:山本 周五郎 角川春樹事務所 Amazon 【15/11/14】7年あまり士官に恵まれない三沢伊兵衛と、妻・おたよ。ある日若侍たちの小競り合いに立ち会ったことから、士官への道が開けたかに見えたのだが・・・。表題作…

【099】大人になるっておもしろい？ 大人になるっておもしろい? (岩波ジュニア新書) 作者:清水 真砂子 岩波書店 Amazon 【15/11/09】強烈な反語を込めたタイトル。帯の「心温まる」なんて信じて読むと火傷する。悩みや怒り、苦しみ、矛盾、孤独を抱え込みな…

【097】いのちはなぜ大切なのか いのちはなぜ大切なのか (ちくまプリマー新書) 作者:小澤 竹俊 筑摩書房 Amazon 【15/11/03】図書館本なので駆け足で読んだ。ホスピスの現場に身を置く著者からのメッセージ。「いのち」を教えることの難しさと危険性。ニヒリ…