読書ろぐ

読書メーターの過去ログデータベース

著名・マ行

【293】新装版 現代訳・職業としての学問

新装版 現代訳 職業としての学問 作者:マックス・ウェーバー プレジデント社 Amazon 【17/09/10】1917年講演。独・米の研究・教育体制の相違なども織り交ぜながら、学生に対しては「教員に指導者や予言者を求めてはいけない」と警鐘を鳴らす。教員がそうした…

問題は、躁なんです

【272】問題は、躁なんです 問題は、躁なんです~正常と異常のあいだ~ (光文社新書) 作者:春日 武彦 光文社 Amazon 【17/07/11】下読みをしただけで読了とするのは気がひけるのだが・・・。私は長く「うつ」と診断されていたと思っていたものの、2月に主治…

前に進むための読書論

【243】前に進むための読書論 前に進むための読書論~東大首席弁護士の本棚~ (光文社新書) 作者:山口 真由 光文社 Amazon 【17/05/10】Kindle版。タイトルに惹かれて買ったものの、内容はちょっと違う。著者の読書体験からピックアップしたもので、弁護士と…

みんなの道徳解体新書

【235】みんなの道徳解体新書 みんなの道徳解体新書 (ちくまプリマー新書) 作者:パオロ・マッツァリーノ 筑摩書房 Amazon 【17/04/19】修身・道徳の教科書や副読本に出ている「笑える話(=笑えない話)」から、死刑と戦争、交通事故までを含んだ「殺人」の…

蜜蜂と遠雷(単行本)

【221】蜜蜂と遠雷 蜜蜂と遠雷(上) (幻冬舎文庫) 作者:恩田陸 幻冬舎 Amazon 【17/03/13】この作品の最大のライバルは、『ピアノの森』なのではないかなあと思った。神がかったカイよりは、地に足が着いた4人の今後に期待したいと思います。映像化反対!★2…

街場の大学論

【205】街場の大学論 街場の大学論 ウチダ式教育再生 (角川文庫) 作者:内田 樹 KADOKAWA Amazon 【16/12/05】07年単行本、10年文庫本刊。古くは2000年から、新しくは2010年の対談までを収める。特に前半は、少し古くなったかなという感は否めない。内田さん…

まんがでわかる 7つの習慣

【177】まんがでわかる 7つの習慣 まんがでわかる 7つの習慣 宝島社 Amazon 【16/08/30】さしあたって、マンガの部分のみを読んでみた。それ以外は、特に必要性を感じなかったので。完訳版持っているけど、読める気がしないw * * * 最近になって、初学者…

マックス・ウェーバーを読む

【133】マックス・ウェーバーを読む マックス・ウェーバーを読む (講談社現代新書) 作者:仲正 昌樹 講談社 Amazon 【16/02/29】ウェーバーを、宗教社会学・政治観・学問の方法論・学問観の4つの観点からの把握に努めたものであるが、ぼくには難しかった。仲…

学び続ける力

【124】学び続ける力 学び続ける力 (講談社現代新書) 作者:池上 彰 講談社 Amazon 【16/02/06】二年前に放り出していた本をもう一度手にする。後半は駆け足になったので、正味一日で読了扱いとする。東工大での教育経験を踏まえた、ここ数年の池上さんの近況…

魔法のカクテル

【115】魔法のカクテル 魔法のカクテル (岩波少年文庫) 作者:エンデ,ミヒャエル 岩波書店 Amazon 【15/12/15】気に入った一節⇒あのね、永遠からみると、ものごとは時間界のなかで見るのとはがらりとちがって見えるものなんだよ。永遠からみると、悪も最後の…

もじれる社会

【108】もじれる社会 もじれる社会: 戦後日本型循環モデルを超えて (ちくま新書) 作者:本田 由紀 筑摩書房 Amazon 【15/11/22】教育社会学者である本田氏は、種々の統計資料を丹念に読み解き、その指標の不備を指摘しつつ、「戦後日本型循環モデル」のほころ…

未完の憲法

【094】未完の憲法 未完の憲法 作者:奥平 康弘,木村 草太 潮出版社 Amazon 【15/10/23】憲法(の精神)を実現しようとすることは、ある楽曲を演奏することと似ている。単に楽譜通りに「正確」に演奏するだけでは人の心に届かない。伝えたいとする何事かがあ…

耳で考える

【080】耳で考える 耳で考える ――脳は名曲を欲する (角川oneテーマ21) 作者:養老 孟司,久石 譲 KADOKAWA Amazon 【15/09/11】これも面白く読んだが、読了に時間がかかってしまった(7/27から読んでいた)ので、印象が散漫になってしまった。養老先生の本は、…

宮崎駿の平和論

【060】宮崎駿の平和論 宮崎駿の平和論 ジブリアニメから学ぶ(小学館新書) 作者:秋元大輔 小学館 Amazon 【15/06/30】宮崎アニメを、平和学的にアレゴリー分析。こうした「身近」な題材から「平和」について考えるのも有効かもしれないが、「個人」的な問…

物語の役割

【061】物語の役割 物語の役割 (ちくまプリマー新書) 作者:小川 洋子 筑摩書房 Amazon 【15/04/22】受け入れ難い現実との折り合いをつけるためにも「物語」があるとされている。人は、物語を紡ぎながら生きているということか。 * * * してみると、河合対…

街場の読書論

【043】街場の読書論 街場の読書論 (潮新書) 作者:内田 樹 潮出版社 Amazon 【14/11/14】当初「ウチダ節、健在」とだけ書いてあって、内容については何の手がかりも得られなかった。いかんなあ(18/10/03)。 * * * 単行本版で講読しました。新書版で、あ…

無業社会

【041】無業社会 無業社会 働くことができない若者たちの未来 (朝日新書) 作者:工藤 啓,西田亮介 朝日新聞出版 Amazon 【14/10/21】「失敗」ができない社会。若いうちは苦労を買ってでもしろというのは、もはや通じない。 * * * 『反貧困』における「すべ…

【1313】街場の教育論

街場の教育論 作者:内田 樹 ミシマ社 Amazon 【13/09/22】これも初回読了時の感想記載なし。内田先生の本は、個体識別が難しい。教育のように結果がわかるスパンが長く、慣性が働く分野には市場原理を持ち込むべきではない。また、これをするとかくがくしか…

【1309】街場のメディア論

街場のメディア論 (光文社新書) 作者:内田 樹 光文社 Amazon 【13/05/31】これも初読時未記入。2013年は、この時点までほとんど読書メーターには書いていない。読み直したい1冊である。 * * * 詳述しようにも、記憶がないので本棚から取り出してみました…

【2237】「名著」の読み方

「名著」の読み方 作者:秋満吉彦 ディスカヴァー・トゥエンティワン Amazon 【22/08/03】秋満さんのご本としては2冊めだけれども、その肉声を知っている方の本を読むというのは、自分の「師匠」以外では初めての人になります。要は秋満流読書術なのですが、…