読書ろぐ

読書メーターの過去ログデータベース

著名・ハ行

【285・286】完訳 ギリシア・ローマ神話 上・下(角川文庫版)

完訳 ギリシア・ローマ神話 上 (角川文庫) 作者:トマス・ブルフィンチ KADOKAWA Amazon 【17/08/13】上巻。古事記にしろギリシア神話にしろ、一夫多妻制なのかなと思っていた★惚れやすい男神、嫉妬深い女神、運命に翻弄される(人間の)女性たち。男性は、半…

文庫解説ワンダーランド

【276】文庫解説ワンダーランド 文庫解説ワンダーランド (岩波新書) 作者:斎藤 美奈子 岩波書店 Amazon 【17/07/16】かなりゆっくり、傍線を引きながら読んだ。中高生の頃、読書感想文の参考程度にしか考えてなかった「文庫解説」。それを読むのはまた、「次…

ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方

【267】ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方 ほんとうに頭がよくなる「速読脳」のつくり方 (PHP文庫) 作者:苫米地 英人 PHP研究所 Amazon 【17/07/04】この本も、宇都出雅巳さん同様、知識のストックの重要性を力説していた。後半、流し読み的になっ…

勉強の哲学

【262】勉強の哲学 勉強の哲学 来たるべきバカのために 増補版 (文春文庫) 作者:千葉 雅也 文藝春秋 Amazon ※上掲は文庫版。 【17/06/27】Kindleで。本書では「変身」「破壊」と表現しているが、勉強の効果というか目的は、、古い言葉で言うと、自己の刷新と…

ボクたちクラシックつながり

【244】ボクたちクラシックつながり ピアニストが読む音楽マンガ ボクたちクラシックつながり (文春新書) 作者:青柳 いづみこ 文藝春秋 Amazon 【17/05/12】『蜜蜂と遠雷』が席巻している感のある出版界だが、かつて『のだめカンタービレ』『神童』『ピアノ…

本を読む人だけが手にするもの

【204】本を読む人だけが手にするもの 本を読む人だけが手にするもの 作者:藤原和博 日本実業出版社 Amazon 【16/11/23】太字の部分に目を通して「読了」とする。図書館本。自分の力量について、整理して命名するのにはいいかもしれない。あと、巻末のブック…

古市くん、社会学を学び直しなさい!!

【203】古市くん、社会学を学び直しなさい!! 古市くん、社会学を学び直しなさい!! (光文社新書) 作者:古市 憲寿 光文社 Amazon 【16/11/23】古市さんは、意外なくらい聴き手としての才覚があると思わせてくれた。登場する社会学者は、社会学版「サムライジ…

分断社会・日本

【198】分断社会・日本 分断社会・日本――なぜ私たちは引き裂かれるのか (岩波ブックレット) 岩波書店 Amazon 【16/10/23】高度成長が戦時動員体制の問題点を覆い隠してしまい、その延命に一役買っていたこと。それが、80年代以降問題となって噴出しているこ…

本をサクサク読む技術

【190】本をサクサク読む技術 本をサクサク読む技術 長編小説から翻訳モノまで (中公新書ラクレ) 作者:齋藤孝 中央公論新社 Amazon 【16/10/10】例によって?太文字の部分のみをザッピングして読了扱いとする。ただし、ブックガイドとしては有効なので、紙本…

本を読めなくなった人のための読書論

【2244】本を読めなくなった人のための読書論 本を読めなくなった人のための読書論 作者:若松英輔 亜紀書房 Amazon 【19/11/01】若松さんのご本は、何冊読んだだろう。その都度に蒙を啓かせられる思いがする。私もうつ病(当時)になった一時期、本を手にす…

非常識な読書のすすめ

【186】非常識な読書のすすめ 非常識な読書のすすめ 作者:清水克衛 現代書林 Amazon 【16/09/24】書店「読書のすすめ」を江戸川区で営んでいる清水さんの本(初読み)。30節から成る。「非常識」とあるが、まあまあ「常識的」なことを言っている、自己啓発本…

「本が売れない」というけれど

【181】「本が売れない」というけれど (046)「本が売れない」というけれど (ポプラ新書) 作者:永江 朗 ポプラ社 Amazon 【16/09/16】「読書離れ」「出版不況」という「印象」の正体をていねいに腑分けして、ここ40年くらいの「本」をめぐる環境の変化を見据…

ぼくはこう生きている君はどうか

【172】ぼくはこう生きている君はどうか 潮文庫 ぼくはこう生きている君はどうか 作者:鶴見俊輔,重松清 潮出版社 Amazon 【16/08/12】2007年6月から2009年2月まで、5回にわたっての対談から編まれたもの。「 ことば」が、その人格・人間性の深いところから発…

不平等との闘い

【165】不平等との闘い 不平等との闘い ルソーからピケティまで (文春新書) 作者:稲葉振一郎 文藝春秋 Amazon 【16/07/24】「平等」か「成長」かをめぐっての議論を、ルソーとスミスの過去にまで遡っての解明を試みたもの。すなわち、「不平等の起源は、社会…

100分de名著テキスト:for ティーンズ

【2239】100分de名著テキスト:for ティーンズ for ティーンズ 2022年8月 (NHKテキスト) 作者:若松 英輔,竹内 薫,中山 智香子,木ノ下 裕一 NHK出版 Amazon 【22/08/20】 ①トルストイ『人は何で生きるか』(若松英輔)、 ②ポール・ナース『WHAT IS LIFE?』(…

日の名残り

【142】日の名残り 日の名残り (ハヤカワepi文庫) 作者:カズオ・イシグロ,土屋 政雄 早川書房 Amazon 【16/05/15】時間がかかったので、時系列を把握できなかったような(笑) 落日のイギリスというのはよく言われるけど、エルガーのチェロ協奏曲なんかがよ…

プチ革命 言葉の森を育てよう

【141】プチ革命 言葉の森を育てよう プチ革命 言葉の森を育てよう (岩波ジュニア新書) 作者:ドリアン 助川 岩波書店 Amazon 【16/05/10】とてもいい内容の本でした。読み終わるのがもったいないような。ことばの本質が、いのちと連なっているという指摘には…

光あるうち光の中を歩め

【138】光あるうち光の中を歩め 光あるうち光の中を歩め (新潮文庫) 作者:トルストイ 新潮社 Amazon 【16/04/08】トルストイは、原始キリスト教と原始共産制との2つを結びつけて本書を書いたように思われる。日本語にすると、両方ともに「原始」が付くので、…

本の「使い方」

【126】本の「使い方」 本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法 作者:出口 治明 KADOKAWA Amazon 【1回目】膨大な読書体験を得々と語ったもの。ご自身でおっしゃっているが「成功体験を読むことには意味がない」ことを自己適用してはどうかと思った。むしろ…

白痴(上・下)

【121】【122】白痴(上・下) 白痴(上) (新潮文庫) 作者:ドストエフスキー 新潮社 Amazon 【16/01/09】1500頁の大著の上巻。「療養のため、スイスで過ごしていたムイシュキン公爵をペテルブルクで待ち受けていたものは?」という感じなのだが、正直よくわか…

ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。

【111】ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。 ほかの誰も薦めなかったとしても今のうちに読んでおくべきだと思う本を紹介します。 (14歳の世渡り術) 作者:雨宮 処凛,新井 紀子,森 達也,村上 陽一郎,木田 元,柳澤…

僕らが世界に出る理由

【103】僕らが世界に出る理由 僕らが世界に出る理由 (ちくまプリマ―新書) 作者:石井光太 筑摩書房 Amazon 【15/11/15】自分のやりたいこと、為すべきことを見つけたら、そのための最短距離を選ぶ。規格外の武器を身につけること。ノンフィクションライターに…

ぼくらの民主主義なんだぜ

【090】ぼくらの民主主義なんだぜ 新書514 ぼくらの民主主義なんだぜ (朝日新書) 作者:高橋源一郎 朝日新聞出版 Amazon 【15/10/13】2011年4月からの朝日新聞「論壇時評」からまとめたもの。高橋さんの「強さ」とは何かについて考え、学びたい。民主主義…

フランクフルト学派

【076】フランクフルト学派 フランクフルト学派 -ホルクハイマー、アドルノから21世紀の「批判理論」へ (中公新書) 作者:細見 和之 中央公論新社 Amazon 【15/08/09】フロイト、マルクス、ニーチェらの思想的果実が合流した「フランクフルト学派」であるが、…

棒を振る人生

【071】棒を振る人生 棒を振る人生 指揮者は時間を彫刻する (PHP文庫) 作者:佐渡 裕 PHP研究所 Amazon 【15/07/22】音楽は人と共に生きることの喜びであり、真剣に生きていることの表現であり、勇気であることを達意の文章で述べている。決して、熱血音楽バ…

話し上手 聞き上手

【065】話し上手 聞き上手 話し上手 聞き上手 (ちくまプリマー新書) 作者:齋藤 孝 筑摩書房 Amazon 【15/07/16】コミュニケーションを円滑にする技能を身につけるためのワークショップ。一人暮らしでは実践が難しそうだから、読み飛ばしてしまいました。「読…

本の読み方 スロー・リーディングの実践

【036】本の読み方 スロー・リーディングの実践 本の読み方 スロー・リーディングの実践 (PHP文芸文庫) 作者:平野 啓一郎 PHP研究所 Amazon 【14/10/06】「遅読」でよい。精読しかない。▼速読志向全盛期にあって、「敢えて」遅読を勧めている。文学のたしな…

【1403】僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか

僕らはいつまで「ダメ出し社会」を続けるのか 絶望から抜け出す「ポジ出し」の思想 (幻冬舎新書) 作者:荻上 チキ 幻冬舎 Amazon 【14/03/29】読了して1年、印象に残せていない。▼これも2013年内に読了だったろうか? * * * これを「読了」扱いするのは、…

【1314】バカだけど社会のことを考えてみた

バカだけど社会のことを考えてみた 作者:雨宮処凛 青土社 Amazon 【13/12/09】これも残念ながら記録なし。記憶もなし。 * * * 「記載なし」と思っていたものの、旧ブログデータを整理していたところ、2013年12月10日付けでのブログがありました。該当部分…

【1310】ヒーローを待っていても世界は変わらない

ヒーローを待っていても世界は変わらない (朝日文庫) 作者:湯浅 誠 朝日新聞出版 Amazon 【13/06/27】あれ?これ読んでいたのか!というくらいに記憶がない。『反貧困』の著者ですよね? まさか持っていたりして(汗) ↓ 見当たりませんでした(汗)