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【291・292】双極性障害・第1版/第2版

 

 

※第1版と第2版を併記します。書影は第2版のものです。

【17/09/06】どんな病気であれ、対応を誤ると、患者さんの人生は根底から破壊される。双極性障害もまた、そうした厄介な病気の一つであるが、7つの「症例」は、いずれも平穏な生活を取り戻している点で、救いがあると言えよう。「厄介」と書いたのは、発病当初は「うつ病」として診断されてしまい、何年も経ってやっと双極性障害との診断が下ることが少なくないからだ。私の場合も、そうであった。大きな躁エピソードこそなかったが、未だに季節性のうつ症状が強く現れる。患者自身がQOLを高める自助努力について触れられているとなおよかった。

【19/10/01】ほとんど内容を忘れている第一版であったが、第二半はとても興味深く読むことができた。この病気についての自分の理解が、少し進んでいるからかもしれない。いまの私に必要なことは、対人関係―社会リズム療法なのだろう。主治医にご助力をいただきながら、状況を改善していきたい。